会社を学ぶ

製品・サービス

コア技術は精密工学


高速液体クロマトグラフィーという分析装置を開発し、販売しています。耳慣れない言葉かと思いますが、研究機関向けの専門的な装置です。この装置には、光検出器が必要です。この検出器の中にある分光器が、40年間、主力としてきた製品です。

分光器とは、光を波長ごとに分ける装置です。「光を分ける」とは、虹をイメージするとわかりやすいです。太陽光線はたくさんの波長を持つ光の集まりです。空中の水分に光が当たると、その屈折する角度が、光の波長によって異なるため、色が分かれて見えるのです。 

光を当て、物質の反射率や透過率、吸光度を測定することで、物質の見えない情報を可視化することが我々の仕事です。

たとえば、お茶の中にどのくらいのカテキンが含まれているのかを測ったり、サプリメントを開発するためにカテキンのみを抽出したりと、研究の場面で活躍します。
製薬会社や産業プラントにおける検査、研究、製造に用いられています。

農業、畜産の分野で存在感を発揮


もともと紫外光、可視光を用いる製品を主力としてきた我々が、現在注力するのは近赤外光の技術です。今、もうひとつの主力製品となったのは、近赤外光によって食肉のうま味の指標となるオレイン酸を測定する「牛脂質測定装置」です。

豚博士の異名を持つ、食肉研究、畜産学の権威である宮崎大学農学部の入江正和教授(元近畿大学生物理工学部教授)との出会いから、この製品は生まれました。ご研究の成果を具現化できるメーカーとしてパートナーとなり、農商工連携事業として共に開発しました。

全国和牛能力共進会という、全国の和牛の改良の成果や優秀性を競う、別名「和牛のオリンピック」と呼ばれる大会があります。2012年に、相馬光学の「食肉脂質測定装置」が公式測定ツールとして採用されたことが、畜産業界に相馬光学の名が知れ渡るきっかけとなりました。

従来、食肉の格付けにおいては、目利きという主観が基準となっていました。客観的な科学的根拠を示すために選ばれたのが「牛脂質測定装置」です。相馬光学の研究成果と、社長自らが1300頭の検体のデータを全国へ赴き収集した成果、これらが形となりました。

続いて「こんなものは測定できませんか?」とお米やお茶などの案件をいただき、今では次々に畜産業界のお客様からお声をかけていただけるまでになりました。
特別なものを測定したいという注文に対して、フットワークよく、まさに欲しいものをつくるメーカーとしてご評価いただいています。

キャリア形成

キャリアよりも、探求心!


食堂の壁にずらりと並ぶ、修了証や資格証明証です。
電気、機械、光学の専門性を有する社員がステップアップとして入社することが多く、キャリアのある社員を中心に構成されています。

しかしキャリアがなくても、本当に極めようと思ったら、何事も短時間で問題なく極められる、というのが社長の考え方です。

「私が、そういう方々の見本となれればいいなと。短大まではバレーボール一筋で、父が何の事業をしているのかすらよくわかっていなかった私が、トップセールスマンまで登り詰めました。科学のかの字も知らなかった私が、経営者として3年目です。まだまだ未熟ですが、私にできることは、皆さんならもっとできるはずなんです。『極めよう』という精神さえあれば、キャリアが無いことは全く問題ではありませんし、未経験だからといって配置しないことはありません。その人にあったもの、まだ開いていない引き出しを見つけるつもりで、社員達をいつもみていますから。」

社長は会社は勉強する場所でもあると捉えていますから、焦ることはなく、入社してから勉強してください。

実際に、営業として入社したある男性社員は、手先が器用だったため、適正を見出され技術部へ。年功序列ではなく実力主義の組織編制をしているため、スキルアップを重ねた彼は、次期リーダーです。

中国出身の女性社員もまたこの会社でキャリアアップしたひとり。彼女は手を動かす製造という意味では、ものを作ることはできませんが、近赤外光のプロフェッショナルしか扱えないような専門的なソフトウェアを、僅か2年で使いこなすまでに成長しました。

ひらめきを得るための、社内勉強会


1~2か月に1度の頻度で、勉強会を開いています。講師は全てお取引いただいているお客様。理学博士や薬学博士の方も登壇され、専門性が非常に高い講義となります。勉強会は業務時間中に社内で行われ、自由参加です。社内で開催した方が、これもまた仕事であると時間を気にせず集中できるのでは、と社長の提案で始まりました。

科学を極めることは私たちの仕事ではありませんから、目的は飽くまで、新製品開発のための材料を得ること。この学びの場は、次に我々に何が作れるかという発想を得るための機会でもあるのです。

女性の働き方

女性の応募を歓迎します


社長は、2歳の子を育てるお母さんでもあります。

一番最近入社した社員も女性の営業マンです。近赤外光研究で著名な教授に師事していた彼女は、女性社員が少ないながらも、この会社を選びました。1児の母でありながら、若くして相馬光学のトップセールスマンです。

週に3度ノー残業デーを設けるなど、仕事と家庭が両立できるよう、女性のための時間はとっていただいています。