社風を感じる

父子で挑戦する、「新しい」ものづくり
昨年、創業40周年を迎えました。相馬光学は、現会長が大手電子光学機器メーカーから30歳の時に独立して創った会社です。自社ブランド製品を次々と開発し、新分野にも意欲的に、ユニークな製品を世に送り出してきました。
社長室の壁に貼られているのは、故郷東北を応援するために制作したポスター。相馬光学の名前の由来は、会長の愛するふるさと、南相馬からきています。


父から子へ 一貫した信念
現社長は女性です。会長の次女である明子社長が社長に就任し、3年目となりました。
バレーボールの特待生として活躍した社長は、入社当時、光分析の技術的な知識を全く持っていませんでした。社会人研究生として薬科大学に籍を置き、必死に知識習得に努めると、営業部の一員として会社に復帰しました。
「ものを作って、それをお客様にお渡しするということが途中から楽しくて仕方なくなりました。我々の製品は、我々が作らなければ、他に同じものはありませんから。要望通りのものが出来上がったとおっしゃるお客様の反応を、作り手である社員に報告し、一緒になって喜び合いました。その表情を見ると、自身が作ってもいないくせに、とんでもない達成感がありました。この喜びは、他の仕事では感じられない!こんな楽しい仕事はない!と感じたのです。」
その後、トップ営業マンへと成長を遂げると、会社を継ぐという決断をしました。
「電気や、機械はまだまだ男性の分野ですから、女性が社長となる難しさは確かにあります。しかし『相馬さんだからできたよね』『おたくじゃなかったらできないよね』という生の声を耳にし、私がやらなきゃいけない、と心に決めました。」
社長は、会長を心から尊敬しています。「父でなくても、ついていった」という言葉が象徴しています。
「父は仕事でどんなことがあっても、どんな思いをしても、顔色ひとつ変えずに、365日普段と同じ生活を続けてきたのです。そして、ひとつ始めたなら、必ず最後までやり通す。趣味も含めて、絶対にぶれない人なのです。私の仕事も同じく、続けていくことであると考えています。」

製品の活躍のフィールドをイメージする
我々の職場は工場ですが、製品をお使いいただいているお客様先は、クリーンルーム(空気製浄度が管理された部屋)が多いです。
入社されたらまずは、お客様の元へ同行してもらい、製品がどのような環境で、何のために用いられているかをしっかり理解した上で、仕事を始めてもらいます。出張先の徹底管理された部屋で、マスクをして、長靴を履いて、緊張感を持ってユーザーの生の声を伺うことで、品質を維持する責任を肌に感じることができるはずです。
1から、完成まで
組み立ては、工程の一部を行うのではなく、完成まで一貫して担います。1時間あれば、10工程ほどは求められますから、飽きるということはありません。
スキルアップしたら、一度に3件のお客様向けの製品製作を同時に進めることも。1人で複数の異なる工程を進行するマルチスキルが身につきます。


その人ひとりが失敗したから全てが台無しになってしまうような事態は、プロフェッショナルになってから任される仕事で起こることですから、最初は安心して実践に取り組んでください。
組み立て手順書はありますが、その通りに進めてもうまくいかないということが実は多いのです。理由は、手順書には基本事項しか書いていないことがひとつと、もうひとつは何より個人の匙加減が大きく影響するものだからです。
技術は実践から学んでもらうしかありませんし、否応なしに覚えていくものです。もちろん、専門的な知識が必要な工程は、先輩社員がサポートします。

ブランド牛で焼き肉会
ユニークなイベントは、焼き肉です。「食肉脂質測定装置」のお取引先など、畜産業界でお世話になっている方々から、お肉を頂戴する機会があります。ホテルでいただくような高級なお肉を、社員みんなでおいしくいただいています。

世代を超えて、社長からの「ありがとう」
「私が『ありがとう』を伝えたいのは、絶対的に社員です。私自身にものづくりはできませんから、社員がいなければ相馬光学独自の製品は生まれません。会長が「静」なら、私は「動」。真反対にタイプが異なりますから、よく私を2代目の社長として受け入れてくれたな、と心から感謝し通しです。」


