仲間を知る

社員紹介

熟練技術者が次世代の力を育成


現在社員は70名。平均年齢は40代後半ですが、若手社員も多くいます。熟練の職人たちが揃っており、若手への技術の伝承に力を注いでいるため、年齢分布は二極化しています。

ベテランの声

ナガセのスピリッツを貫く職人たち


創業は終戦直後に遡ります。当時は、15歳程の若者たちも多く働いていました。なんと、その頃のメンバーがつい2年前まで製造部を統括し、高度な技術力を揮っていました。今でも70代が活躍し、勤続50年を超える社員がいます。会社の黎明期に新人として奮闘した社員たちが、ナガセの培った技術力を今の世代に伝承しています。

半世紀の経験が成す職人技


一流の職人にしかできないヘラ絞りの技術のひとつに、型を使わない絞りがあります。スライムの頭のような、先端に向かって細く尖る成形をする際、型を作ることはできません。この感覚頼りの仕事を、スピーディー且つ正確に仕上げることができるのは、長年の経験があってこそです。

もうひとつ、経験がもたらすかけがえのないものとして、アイデアの蓄積と、それに基づく発想力が挙げられます。完成形を思い浮かべ、どのように絞り上げるかのイメージが的確で、そのイメージと寸分違ぬ精度で具現化する力は、熟練ならではです。

若者の声

「やりたい!」を大切に


一番若い社員は20歳。ヘラ絞りは、担う社員の半分が20代です。板金加工やバフ研磨でも20代の社員が活躍しています。

工業高校の卒業生が多いですが、元は接客業をしていたなど、ものづくりの経験なく入社する社員もいます。一旦は別の仕事に就いたものの、やはりものづくりがしたいと一念発起しました。「米粒に字を書くことができます!」と持ち前の器用さで、ものづくりへの情熱をアピールしてくれた人もいました。

ナガセが育むものづくりへの自覚


ナガセには、技術力においても責任感においても、「大きく化けた」と言われるほどに成長を遂げる若手の姿があります。

20代後半になれば、仕事をどのように完遂するかを常に考えています。また今の体制への不足感に対して、何が課題なのかを見つけ、今後どのように後輩を育てていくべきかを自ら提案しています。